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絵画教室アトリエ・エビスのブログです。

Archive for 11月 15th, 2015

おすすめ展覧会情報@サントリー美術館

2015.11.15
おすすめ展覧会『久隅守景展

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このあまり有名でない絵師は江戸初期に
江戸狩野派を興した総帥たる狩野探幽の弟子で、
一時はその狩野派の隆盛を支えた存在とされています。
しかしいろいろな私事で派を離れ農民画などを描く事になります。
狩野派で培われた確かな技術と庶民の生活を真摯に見つめる優しい眼差しが
相まって独特の世界観を形成しています。
展示内容は質・量とも充実しており、この様な企画をする美術館にも感心しました。
日本画ファンやゆるい絵の好きな方にはお勧めです。
なお、国宝・納涼図屏風は現在展示されておりません。
■ お勧め度
美術入門者     ★☆☆☆☆  他に先に見るべき展示がある様に思います。
コアな美術マニア ★★★★☆ なかなか見られない企画だと思います。いろいろな発見もあります。
日本画ファン     ★★★★☆  確かな技術に裏打ちされた作品は見応えがあります。
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■サントリー美術館
【会期】2015年11月29日(日)まで
【住所】〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
【電話番号】03-3479-8600
【開館時間】10:00~18:00 (金・土は10:00~20:00)
       ※11月22日(日)は20時まで開館
【休館日】火曜

おすすめ展覧会情報@永青文庫

2015.11.15

おすすめ展覧会 『春画展

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日本の春画は一流絵師によって描き続けられ、その質・量ともに世界で群を抜くと言われています。
大英博物館での大展示を受け、日本でもようやくまとまった展示が実現しました。
初期には一品物の肉筆画が中心で、大名や豪商などが顧客でしたが
木版技術の発達によって江戸期には庶民にまで行き渡り、日本文化に根付いていったという事です。
現代のアニメ文化もこのDNAを確実に引き継いでいると感じます
どの作品も絵師の技量を最大につぎ込んだ素晴らしいもので、
シリーズ物や本仕立てのものが主流で当時の文化と今とを比較して新しい発見が多い展示でした。
平日の昼に行きましたが、そこそこ混んでいました。若い女性が多かったです。
最近は河鍋暁斎展でも春画コーナーがあり、岡田美術館にも北斎の肉筆春画の逸品が飾られるなど
春画への門戸が開かれつつあります。
こうした中時宜を得た展示と思いました。
どなたにもお勧めしたい展示です。

■ お勧め度
美術入門者      ★☆☆☆☆  まずは他に足を運ぶべき展示があると思います。
コアな美術愛好家 ★★★★★  是非お運び下さい。
日本画愛好家   ★★★★★  マストです。

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■永青文庫
【会期】2015年12月23日(水)まで
【住所】〒112-0015 東京都文京区目白台1-1-1
【電話番号】03-3941-0850
【開館時間】10:00~16:30 ※入館は16:00まで
【休館日】月曜