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絵画教室アトリエ・エビスのブログです。

Archive for the ‘③おすすめ展覧会情報’ Category

おススメ展覧会情報「ホドラー展」

2014.10.08

■ホドラー展

 

ホドラー

 

★スタッフ 太田コメント

日本とスイスの国交樹立150周年を記念して開催される、フェルディナント・ホドラー展。
日本では40年ぶりに開催される、最大規模の回顧展です。
19世紀末のスイスを代表する画家・ホドラーは、生涯をスイスで過ごし、
その身近にあったアルプスの風景を繰り返し描いていた点に特徴があります。
また、芸術を”リズム”という視点から捉え、人々の身体が織りなす表現した作品も見どころです。
スイスでは『国民画家』として国民から絶大な人気を誇り、また最近では国外からも注目が集まっております。
この機会に是非、足を運んで頂きたいです!

 

日本・スイス国交樹立150周年記念
お勧め度 美術入門者       ★★★★☆  スイス国民的画家の作品に出会うチャンス!
       コアな美術愛好家   ★★★★☆  ホドラーの作品が100点出品。ホドラーの世界に浸ってください~
       日本画愛好家      ★☆☆☆☆  
       人物クラスの方      ★★★☆☆  身体の動きによって表される人間の感情と運動”リズム”の表現は必見!
       ジュニアクラスの方   ★☆☆☆☆

 

【会期】2014年10月7日(火)~2015年1月12日(月・祝)
【時間】午前9時30分~午後5時30分(金曜日及び11月1日・2日は午後8時まで)
【休館日】月曜(ただし、10月13日、11月3日、11月24日、1月12日は開館、翌火曜日は休館)、12月28日~1月1日)
【入場料】一般1600円(団体1400円)、大学生1200円(同1000円)、高校生800円(同600円)
【公式サイト】http://hodler.jp/
【問い合わせ】03-5777-8600

おススメ展覧会情報「チューリヒ美術館展」

2014.10.04

チューリヒ美術館展 -印象派からシュルレアリスムまで

 

20140925

 

★スタッフ 寺澤コメント

スイスを代表する美術館から近代の作品を厳選した企画展が開催。
めったに館外に貸し出しが許可されないモネの大作やセザンヌの代表作が展示。
誰もが知る巨匠の名品が並びます。
1人の作家の作品を特集する「巨匠の部屋」や、各時代の美術の運動や流派をまとめた「時代の部屋」など
テーマごとに展示されていて、様々な切り口で鑑賞できる。
全てがスーパースター達の代表作で、絵が好きな人であれば誰もが楽しめる展示です。

 

お勧め度 美術入門者       ★★★★★  誰もが知っている作品だらけです
       コアな美術愛好家   ★★★★★  あまり貸し出しされない名画もあります必見!
       日本画愛好家      ★☆☆☆☆  
       人物クラスの方      ★★★★★  人物の作品も多く観られます。
       ジュニアクラスの方   ★★★★★  一気に名作に触れ合えるチャンスです


国立新美術館

【会期】9月25日(木)~12月15日(月)
【時間】開館時間:午前10時~午後6時(金曜日は午後8時)
※入場は閉館の30分前まで
【休館日】毎週火曜日 ただし10月14日(火)は開館
【入場料】一般1600円(団体1400円)、大学生1200円(同1000円)、高校生800円(同600円)
【公式サイト】http://zurich2014-15.jp
【問い合わせ】03-5777-8600

おススメ展覧会情報「ヨコハマトリエンナーレ 2014」

2014.09.13

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今年で5回目の「ヨコハマトリエンナーレ」。

ディレクターが森村泰昌氏です。

テーマが「忘却巡りの旅に出る」。
3年に1度のアートの祭典で、多くの作品を一気に見ることができます。

内容は、コンセプチュアルで難解な作品がほとんどです。
映像作品も、ドキュメンタリータッチのものなど
時の変化や人間の行為に軌跡、メディアなどをテーマにした作品が続きます。

トリエンナーレの協賛企画として、東アジアに限定した展覧会をBank Artで開催していますが
こちらはコンセプチュアルなものではなく、見ていて楽しい作品が並んでいます。

あまり難しく考えずふらりと出かけてみる感覚ではおすすめ。
デートにはいいいと思います。

 

8/1(金)-11.3(月・祝)

10:00-18:00※入場は閉場の30分前まで

(8月9日[土]、9月13日[土]、10月11日[土]、 11月1日[土]は20:00まで開場)

主会場:横浜美術館、新港ピア(新港ふ頭展示施設)

公式HPはこちら → http://www.yokohamatriennale.jp/2014/director/title.html

 

 

おススメ展覧会情報 「ミッション[宇宙×芸術]コスモロジーを超えて」展

2014.08.24

東京都現代美術館

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ミッション[宇宙×芸術]コスモロジーを超えて

宇宙と芸術、科学と表現、アートとエンターテインメントなど、多様な視点・要素の作品と資料約50点を
展示。
作品は、簡易プラネタリウムや、映像やインスタレーション、宇宙にかかわる文学・マンガ・アニメ、体験型作品が主で、絵画作品はほとんど無いです。
(インスタレーションのための習作ドローイング作品はあります)

絵画を楽しみたい方にはあまりお勧めできませんが、宇宙に興味がある方は楽しめると思います。
また、お子様が楽しめる参加型の作品もありますので親子で楽しめます。


お勧め度

美術入門者                   ★☆☆☆☆ 絵画作品はほとんど無いです
コアな美術愛好家     ★☆☆☆☆ 現代美術作家の名和晃平やチームラボも参加しており、各作家からの視点が楽しめます
日本画愛好家        ☆☆☆☆☆  絵画の要素はほとんどないです
人物クラスの方         ☆☆☆☆☆ 絵画の要素はほとんどないです
ジュニアクラスの方    ★★★★☆ 宇宙好きの方や、お子さんとのお出掛けには向いています


東京都現代美術館

【会期】2014年6月7日(土)−8月31日(日)
【休館日】月曜日
【時間】10:00-18:00(29日は21:00まで)
      入場は閉館の30分前まで

 

 

 

おススメ展覧会情報 「オルセー美術館 展 印象派の誕生 ―描くことの自由―」

2014.08.06

オルセー美術館 展 印象派の誕生 ―描くことの自由―

 

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★スタッフ 太田コメント

パリのオルセー美術館を代表する名画の数々が六本木に!
19世紀後半のフランス美術を一望できる展示となっています。また、フランス国外から出ることがほとんどなかったモネの大作『草上の昼食』が日本初公開されていることでも話題になっています。
当時の社会を描いたレアリスム、美しい肌質感にほれぼれしてしまうヴィーナス。
自然と向き合い光を描いた印象派。最後には晩年のマネの作品…
最初から最後まですべての作品が見応えのある展示です!



お勧め度 美術入門者     ★★★★☆  フランス印象派巨匠の作品を一挙に見ることができます
     コアな美術愛好家   ★★★★☆  草上の昼食お見逃しなく!
     日本画愛好家      ★☆☆☆☆  マネの作品の中に日本の絵画から影響を受けた作品もあります
     人物クラスの方       ★★★☆☆  肖像画のコーナーがあり、作家それぞれの描き方を学べます
     ジュニアクラスの方   ★★★★☆  子供から大人まで楽しめる内容だと思います


国立新美術館

【会期】2014年7月9日(水)~10月20日(月)
【休館日】毎週火曜日休館 ただし、8月12日(火)、9月23日(火・祝)、10月14日(火)は開館、9月24日(水)は休館
【時間】午前10時~午後6時 金曜日は午後8時まで
   (*8月16日(土)以降の毎週土曜日および10月12日(日)以降は毎日20:00まで入場は閉館の30分前まで)
    入場は閉館の30分前まで

おススメ展覧会情報 「キネティック アート展 ~動く・光る・目の錯覚~」

2014.08.06

キネティック アート展 ~動く・光る・目の錯覚~

 

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★誠店長 コメント★

キネティック アートとは動くアートの事で、実際に機械仕掛けで動いたり、錯覚で動いている様に見せるものの総称です。
今回はその中でも1960年代にイタリアを中心に起こった運動を中心とした展示となっています。商業的には同時代に
米国で流行したポップアートに押されて成功はしませんでしたが、非常に知的な作品が並びます。
いわゆる絵画ではありませんので皆さんにお勧めという訳ではありませんが、変な物好きを自称する方にはお勧めです。
また、中高学年のジュニアも大いに知的刺激を受けると思いますので親子で如何でしょうか。現に中高生の来館者が多かったです。
会期中11:30~17:00まではうちわを使った親子向けワークショップもございます。


お勧め度 美術入門者     ★☆☆☆☆ 少し特殊なアートです。変な物好きな方はどうぞ。 
    コアな美術愛好家     ★★★☆☆ なかなかない企画です。作品の質は高く知的刺激は大いに楽しめます。
     日本画愛好家        ☆☆☆☆☆  
     人物クラスの方         ☆☆☆☆☆  
     ジュニアクラスの方     ★★★☆☆ 工作好きのお子さんの好奇心は満たされると思います。
                    ワーショップもあるので親子でどうぞ。 


 新宿 損保ジャパン美術館

【会期】2014年7月8日(火)~8月24日(日)
【休館日】月曜休館(ただし7月21日は開館)
【時間】10:00 ~18:00※入館は閉館の30分前まで

おススメ展覧会情報 「ボストン美術館 華麗なるジャポニスム」展

2014.08.06

ボストン美術館 華麗なるジャポニスム展

 

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★誠店長 コメント★

明治維新期に来日したお抱え米国人による収集により膨大かつ上質な日本美術コレクションを誇るボストン美術館からの展示です。
展覧会名やモネの”ラ・ジャポネーズ”のポスターからは沢山の一流の印象派絵画が見られるのかと期待が膨らみますが、
それは見事に裏切られます。本展には有名かつ状態の良い浮世絵や刀のツカなど、見るべき日本美術品が多く、それらを
見たい方にはお勧めです。西洋美術はラ・ジャポネーズ以外は見るべきものが多くはありません。
また浮世絵から西洋絵画への構図などへの影響の対比も、現代人からは当たり前に見えてしまってあまり成功しているとは思えません。


お勧め度 美術入門者     ★★☆☆☆  ラ・ジャポネーズは素晴らしいです。
     コアな美術愛好家   ★☆☆☆☆  これと言った新しい発見は期待しないで下さい。
     日本画愛好家        ★★☆☆☆  浮世絵の優品が見たい方にはお勧めです。(しかし日本画はありません。)
     人物クラスの方         ☆☆☆☆☆  

世田谷美術館
【会期】2014年6月28日(土)~9月15日(日・祝)
【休館日】月曜日(7月21日は開館)、9月15日(火・祝)は開館、7月22日(火)は休館
【時間】10:00 ~18:00※入館は閉館の30分前まで

 

おススメ展覧会情報 「ヴァロットン展━冷たい炎の画家」展

2014.08.06

ヴァロットン展━冷たい炎の画家

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★誠店長 コメント★
スイス出身で1800年代末に若くしてパリに出て、ナビ派(ボナール、ヴイヤール、ドニなど)の周辺に居た画家の画業を辿る展示です。
平板的な色面構成が特徴でデザイン的もであり、絵によってはアメリカンリアリズムも彷彿とさせる様な驚くべき新しい
表現が魅力です。写実、抽象、ポップな描き方や、デザイン調の構図の取り方など、様々な表現方法ができる作家です。

特に裸婦像はしっかりした構成で存在感があり一見の価値があります。この画家のまとまった展示は
今後期待できませんので、是非お運び下さい。作品数も多く、力の入った展示です。

お勧め度 美術入門者   ★★☆☆☆  静謐な画面が難解かもしれません。
     コアな美術愛好家 ★★★★☆  この画家の画業を知る事の出来る稀有な機会です。
     日本画愛好家    ★★★☆☆  平板で諧調の少ない色面構成が日本画の参考になります。
     人物クラスの方     ★★★★★  平板な塗り方なのに魅力的な描き方は大変参考になります。とてもお勧めです。

丸の内 三菱一号館美術館

【会期】2014年6月14日(土)~9月23日(日)
【休館日】月曜日(7月21日は開館)、7月22日(火・祝)
【時間】10:00 ~18:00(金曜(祝日除く)のみ20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで

おススメ展覧会情報 「絵画の在りか」展

2014.08.01

 

絵画の在りか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★スタッフ コメント★


日本を代表する現代アート系ギャラリーに属する、若手現代アーティストによるグループ展です。
最近の現代アートでは映像作品や写真作品が多い中、ペインティング/絵画表現を真摯に頑張っている若手アーティストを取り上げた展覧会。
キャプションに丁寧にその作家の説明があるので、どんなことを表現したいのか分かり易いと思います。
また、技法やイメージソースも様々なので、アトリエでの制作のヒントもあるかもしれません!

現代アートに興味のある方、20代~30代の作家と同世代の方にぜひ観て頂きたい!

作家の所属しているギャラリー名もキャプションに載っているので(しかも出品作家の展覧会を同時開催でやっている所もあります!)お時間のある方はそれぞれのギャラリーへ足を運ぶと、より深い現代アートの世界の扉を開くことができますよ。

描かれているテーマとしては、鑑賞者に何らかの解釈を要求したり、絵の意味や、内容を観ている者に問いかけたり・・・
既成の表現の枠にとらわれない、独自の表現を模索している、「今」の作品が並びます。
コンペなどで、2000年以降に活躍する24名の近作、新作合わせて約110点という本格的な規模で、
大変見応えのある展示です。

最新の絵画の動向を紹介するとともに、今日の絵画表現がもつ意味や本質を探ります。
絵画は自由なんだと改めて感じました。

東京オペラシティアートギャラリー

【会期】2014年7月12日(土)~9月21日(日)

【休館日】月曜日(祝日の場合、翌火曜日)、8月3日[日](全館休館日)

【時間】11:00 ─ 19:00  (金・土は11:00 ─ 20:00/いずれも最終入場は閉館30分前まで)

 

おススメ展覧会情報 「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展 ヤゲオ財団コレクションより」

2014.07.31

 

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★誠店長 コメント★

台湾の電子部品メーカーオーナーのコレクションの展示です。西洋近代・現代美術と中国の近代美術からなっていますが、収集されている作家と作品の質は大変高いです。特にリヒター、ベーコン、ウーキー、ピーター・ドイグ、杉本博司などの作品はどれも一級品で見ごたえがあります。現代美術がお好きな方、ちょっと見てみたい方にはお勧めです。台湾富豪のコレクションを日本の国立美術館が展示するのも微妙な感じはしますが、悔しいながら作品は素晴らしいです。解説がコンセプチュアルで分かりにくいのも最近の近美のお得意です。

 

【会期】2014年6月20日(金)~8月24日(日)

【休館日】月曜日(7月21日は開館)、7月22日(火)

【時間】10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)
*入館は閉館30分前まで

【お勧め度】

     お勧め度 美術入門者     ★★☆☆☆  少々難解かもしれませんが力のある作品ばかりです。
     コアな美術愛好家        ★★★★☆  質の高い 近・現代アートを見る良い機会です。。
     日本画愛好家            ☆☆☆☆☆
     人物クラスの方             ★☆☆☆☆