■三浦 高宏 講師
アトリエ・エビス/日曜 人物・静物クラス担当
去年の9月より日曜の午前と夜間の人物コースと、午後の静物コースを担当させていただいております三浦高宏と申します。
私は「影」や「映り込み」など対象の周辺で起こる現象に興味があり制作をしています。
その現象には、対象の多様性、多面性が大きく反映されていると考えています。
そして、現象と対象のあいだには、夢と現実、存在と不在、といった二面性だけでなく、
新たな一面がおぼろげながら見えてきます。
その一面を油彩を用いて作品化、言語化できない「なにか」に触れたいと思い制作を続けています。
また、単純に油絵具の魅力に強く惹かれ、古典技法及び材料、また技術全般の研究も続けています。
油彩における顔料の強い存在感、筆致、メディウムの多様性、その艶、または画面上での混色、
その多様性はパソコンの画像処理ソフトのそれよりもはるかに複雑で魅力的です。
このアトリエ・エビスで講師をさせていただくことになり、最初に感じたのは、
みなさんが多様な作品を描かれていること、
いろいろな年代の方がいらっしゃってアトリエに活気があるということでした。
ワークショップやスケッチ会などのイベントがあったり、展覧会が開催されたり、
また展覧会をお友達同士でご覧になったり、
その広がりのある繋がりが活気につながっているのではと思います。
そういった美術芸術に関わる事は、作品制作はもちろんのこと、
鑑賞というすばらしい体験をさらに深く感じられるようになる事だと思います。
まだ4ヶ月と新米ですが、絵画の魅力、また研究の中で感じた技法や
材料の魅力を皆様にお伝えできればと思います。
技法や材料にお困りなった際はお気軽にお声がけください。
今後ともよろしくお願いいたします。
◆プロフィール
1978 岩手県生まれ
東京藝術大学美術学部絵画科油画技法材料研修室博士前期課程修了
趣味 自転車 バイク 車 ランニング お酒
サイト:「TAKAHIRO MIURA」
☆過去の会員エッセイはこちら☆
絵画教室アトリエ・エビス 
初心者からベテランまで。
静物・人物・クロッキー会・ジュニアクラス。
明るくのびのび描けるアトリエ。
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-13-10 ピオスコート1F
tel.fax:03-3719-4920
mail:info@atebis.com
【姉妹校】
絵画教室アトリエ・オモ3
ちょっとオシャレでプレミアムなスクール。
日本画・静物(油彩・水彩・デッサン)クラス。
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5丁目6-13ヴァイス表参道3-A
tel: 03-6311-0230
mail: info@artomo3.com





また、普段のクラスでも、「絵作り」を相談しにいらっしゃる会員さんが増え、それぞれの絵を前にして、講師やクラスメートと議論する姿があちこちに見ら れ、とても素晴らしい空気がアトリエに流れます。勿論初心者の時は何でも手取り足取り一所懸命ですが、一段落すれば絵について互いに語り合うのも、描く楽 しさのひとつではないでしょうか?


ところで僕は、アトリエで同じクラスだった女性と11月4日に結婚をしました。

本格的に絵を習ってみたいと、子供のころから思い続け、やっとその夢がかないました。入会して1年半程になります。
それにしても、モチーフに向かっているときは、思うように描けずもどかしい…。
《プロフィール》

みなさん、こんにちは。
制作の途中、思うようにいかないときは誰にでもあります。それは子どもであっても大人であっても同じようにとても辛くて苦
★9/20(木)に松田先生が絵を担当した絵本が発売されます。文は江國香織さんです!ぜひご購入下さい♪






学生の頃、よくルールのない自由な旅をしていました。その経験からか、私の制作は、ぼんやりと少し離れた場所を思い出す事から始まります。通り過ぎた風景、出会って別れた人達、いつかのお日様の光。でも、少しだけ記憶は褪せていきます。新しい風景がレイヤーとなり重なって、様々な色に取り込まれていきます。角度が変われば少しだけ違って見える玉虫色の様な記憶です。時間差を持った色は、複雑に混ざり合って蓄積される様になりました。私はスプレーで絵を描きますが、霧状の絵の具で描く事は、遠い地に思いを馳せ長いトンネルを潜り抜けてだんだん光が見えてくる感覚に似ています。



≪プロフィール≫

趣味の街歩きとコレクションしている古いものから絵のモチーフを探します。どちらもキーワードは“昭和・去りゆくもの”。都内の散歩や地方への旅行で見つ けた観光地などにはない味のあるたたずまいを写真に撮り、猫や最近では愛犬を組み合わせて絵を作ります。錆や木の朽ちている表情、看板類のレタリングを細 かく描き込むのも楽しく、山中先生から具体的なアドバイスを頂いては工夫しています。油彩は自分のペースで考えながらじっくり描けるのが気に入っていま す。
昨年の秋の『エビオモ展』では講師賞を頂き、受賞者の皆さんとの展覧会“SPECIAL SELECTION”に出品します。いつか描きたいと思っていた風景なので、壊れそうな建物の魅力(?)で溢れた作品にしたいです。
≪プロフィール≫







